使用楽器の話。
実はアルトサックスやってるんですが、何を使ってるかとか
あまり書いた事が無かったので、この機会に残しとこうと思います。
本体:Selmer SERIE Ⅲ ネック:シルバー製ミレニアム(2000年)モデル
SERIE Ⅲが発売された当時、何も分からず新製品というだけで購入。
ある程度吹けるようになって、いろんな楽器を試して自分なりに感じた事は、
Ⅲはクラシック向きの上品な音色が出せる楽器。
悪く言えば、音が細くてパワーが無い。
自分は呼吸のパワーがあり過ぎる方らしく
しばらくの間この楽器を持て余してた感がありましたが、
新しいネックとマウスピースとの出会いにより、ストレスはかなり解消されました。
やっぱりセッティング大事。
ネックが特別なのは音を変えたかったからではなく、
ノーマル製が曲がってダメになって、その時に
楽器屋さんにはこれしか無かったので購入。
でも使ってみたら程良い抵抗感で、音がやや太くなり
響きも良くなったように感じました。
ゴールドやブロンズは音が上品で華やかになる印象ですが、
シルバーは自然な感じですね。
SAX始めてから、マウスピースやリガチャー(リードを止めるパーツ)は
いろいろ試したり買ったりしました。
昔はクラシックやジャズの音も好みだったし、
自分がどんな音を作っていけばいいか分からず悩みました。
しかし、やはり自分はポップス・フュージョン系の
マイク乗りのいい音色が好きなのだという結論に達しました。
ビッグバンドにも参加していたので、しばらくの間はジャズっぽい音も出しやすい
ヤナギサワメタル #6を使っていました。
で、数年前にARBメタルに出会い、初めて吹いた時に
パワフルな鳴りとブライトな響きに驚きました。
「ベルライト」という、ステンレス系の特殊な金属製らしいです。
パワーがあり過ぎてリードミス(雑音)が出やすいとか、
高音が細くなりがちなどの短所はありますが、
良くも悪くも独特なクセのある響きは、このマウスピースでしか得られません。
ここ数年はいろんなメーカーから高品質のメタルマウスピースが出てますが、
自分は今後もずっとARBを使い続けようと思ってます。
リード:WoodStone 3 1/2
リードもマウスピース同様、いろいろ試してきました。
通常、アルトサックスのリードは10枚入りで約¥3,000ですが、
これは5枚入りで約¥1,800と割高になっています。
しかし高いだけあって、品質は最高と言っていいでしょう。
このリードにしてみたら、明らかに音が太くなり、響きも良くなりました。
タンギングやベンド(音を曲げる)などの反応も非常に良いです。
おそらくどんなマウスピースにも合うと思うので、ジャズプレイヤーにも
超おススメです。